2010年06月03日

五輪と両立は無理?タレント候補の是非 田嶋陽子氏×屋山太郎氏(産経新聞)

 「ロンドン五輪で金メダルを狙います」。谷亮子氏(34)の次期参院選出馬会見に、「?」と思った国民もいたことだろう。これまでにもタレント候補の政策や理念を疑問視する声はあったが、この“二足のわらじ”発言に、政治軽視と非難の声も一部で上がった。タレント議員の存在意義が改めてクローズアップされるなか、政治評論家の屋山太郎氏と、元参院議員の田嶋陽子氏に聞いた。

 ≪田嶋陽子氏≫

 ■資質や政策で判断せよ

 〇専門や目標持つ人いる

 −−夏の参院選に各党から有名人候補の擁立が相次いでいる

 「政治家の仕事は政策立案や法案作り、法改正に取り組むこと。いわゆるタレント候補の中にも、この世の中を変えたいと強く考えており、自分の専門分野や具体的目標がある人もいるだろう。実際に(元参院議長の)扇千景さんや民主党の蓮舫参院議員など、元有名人でも実力や存在感を発揮し活躍してきた議員はいる。個人の資質や政策を個別に判断すべきで、一概に悪いとはいえない」

 −−政党にとって有名人候補を擁立するメリットとは

 「テレビなどに出ている有名人なら宣伝費がかからなくてすむ。大政党の場合、かつては名簿上位になればほぼ確実に当選するし、国会で賛成反対の票数を獲得する要員として期待できた。ただ、『この人は何をしたくて国会へ行くのか?』と思わざるをえない候補者は少なくなく、それがあまりに見え見えだと、ばかにするんじゃないとも言いたくなる」

 −−今回はスポーツ界からの擁立も多い

 「柔道の谷亮子選手が、五輪も国会も両方目指すと聞いて、とても驚いた。自分の場合、参院議員になるに当たって大学の仕事を辞めたが、それでも大変だった。時間は足りず、とても二足のわらじは履けないだろう」

 −−国政の場で「有名」ゆえの利点はあるか

 「私自身はタレント候補という意識はなく、自分の主張を一貫して通してきたつもりだ。もちろん参院選出馬時、テレビの討論番組に出演し始めて10年目くらいで、知名度が票にもつながったと思う。国会でありがたかったのは、女性の地位向上や民法改正といった私の関心をほかの政治家があらかじめ知ってくれていて、官僚が問題点を整理して訪ねてくれたりした」

 〇政策実現には大政党

 −−反対に、欠点や注意点は

 「有名だからこそ、一方で邪魔をしたい人もいる。また、私自身無力感を覚えた部分でもあるが、小政党では他党と協力しないと法案を出せないし、国会での質問時間などでも制約が多い。無所属だった時は情報が入らず、何の仕事もできなかった。政策のある人は、大政党から出馬したほうが目標を実現できるかもしれない」

 −−政治家に求められる資質は

 「日本の国会では、周到に根回しして、うまく立ち回れるような資質が非常に重要になっていて、政治が職業化している。でも、それは本来違うだろう。高邁(こうまい)で茫漠(ぼうばく)な『友愛』もいいけれど、世の中を変えたいという強い意欲と、具体的な目標を持っていることが本来の姿。政治家には、一つの法案を通したら辞めるくらいの決意と清い心が必要だ」(三品貴志)

 ≪屋山太郎氏≫

 ■五輪と政治の両立は無理

 −−タレント候補の擁立に国民の関心が集まっている

 「今までも名前を頼りに立候補した人はいるが、そういう人がいざ議員になって国会活動をどれだけ本気でやってきたか疑問だ。著名人を立てるプラスの面としては、宣伝広告費がかからないのと、本当なら選挙に行かないような人も来るとか、そういう効果はある。ただ議員としては、採決のときに手を挙げる員数合わせ要員だ。そういう議員が政策を考える上で参考になったということはまったくなかった」

 ●政策立案能力もない

 −−議員としての能力に問題があると

 「僕の経験からしても、通信社に入社してゼロから政治の勉強を始め、ものになるまでに10年近くかかった。そういう意味では、何かと世間から批判は受けているが、二世とか議員秘書をやっていた人の方がずっと有益だ。スタート時点から政治の基礎学力があるのは大きい。ただ二世議員が多くなると、他の人が参入できないという不利益はあるが、スポーツしかやってこなかった人が突然擁立されて議員になっても、政策立案能力もないし、役所の書類が読めない。橋本聖子さん(自民党参院議員、3期目)なんかも最近ようやく板に付いてきたが、スポーツ選手の場合、参議院だったら1期6年かかって、やっと分かってくるのかなという感じだ」

 −−今回の傾向として、スポーツ選手出身者が目立つが

 「スポーツ選手出身の政治家で、大成した人は数少ない。一流のスポーツ選手は現役が終わって指導者になるが、そこから外れた人が安易に政治に流れ込んでくる傾向があるのはいかがなものか。それから谷亮子選手が、五輪出場と政治を両立させると言っているが、それは無理だ。政治家は片手間でやれるような仕事ではない。発想自体が政治をなめている」

 ●名士が出にくい制度

 −−大量得票した候補の票を、同じ党の他の候補に回せる比例代表非拘束名簿式という選挙制度上、有名人の林立は必然では

 「制度上のひずみはもちろんある。全国で候補者名を書かれなくてはいけないわけだから地方の見識ある名士が出にくい。何のためにかつての参院全国区をなくしたのかということを考えると、平成13年からの現行制度は失敗では」

 −−立候補者に望む資質は

 「各政党は、政策的見識を持った人を用意してもらいたい。大政党であれば、員数合わせも必要かもしれないが、本人がそれでいいというのは、少しなめている。法案一つ読むにも、ものすごく学力がいる。議員になると、それが日常になるわけだ。やはりもう少し、立法府ということをまじめに考えて、政策重視でやってもらいたい」(磨井慎吾)

【プロフィル】田嶋陽子

 たじま・ようこ 女性学研究家。昭和16(1941)年、岡山県生まれ、69歳。津田塾大学大学院修了。法政大学教授などをへて、平成13年の参院選に社民党比例代表から出馬し初当選。14年に無所属となり、15年、神奈川県知事選立候補に伴い自動失職。女性学の第一人者としてテレビなどでも活躍。

【プロフィル】屋山太郎

 ややま・たろう 政治評論家。昭和7(1932)年、福岡市生まれ、77歳。東北大文学部仏文科卒業。時事通信社でローマ特派員、首相官邸キャップ、編集委員兼解説委員などを歴任。56年、第2次臨時行政調査会(土光臨調)に参画、自由主義の立場から評論活動を展開。平成13年、第17回正論大賞を受賞。

<雑記帳>サッカー日本代表応援カクテル考案 宇都宮のバー(毎日新聞)
追い波の頂で復元力失う 長崎・平戸沖の11人死亡転覆事故で運輸安全委が報告書(産経新聞)
石垣島の牛は陰性、ウイルス検査で判明(読売新聞)
自動車道をバックで逆走、トラックと衝突 1人死亡 兵庫(産経新聞)
経済危機でも科学に投資を=アカデミー連合声明に賛同―学術会議(時事通信)
posted by オバタ キンジロウ at 18:53| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

<警察庁>日証協DBに暴力団情報提供 証券取引から排除(毎日新聞)

 暴力団など反社会的勢力による証券市場・取引への介入を排除するため、日本証券業協会(安東俊夫会長)と警察庁は、導入を検討している「反社会的勢力データベース」に、警察庁が保有する暴力団情報を提供することで合意した。取引約款などに暴力団排除条項を義務付けるなど厳格な自主規制規則も7月から実施する。証券市場を舞台にした暴力団排除の取り組みが前進する見通しになった。

 日証協による暴排活動については、国家公安委員会が昨年3月、暴力団対策法上の不当要求情報管理機関に登録。約300社の会員各社がそれぞれ所有する反社会的勢力の情報の集約を進めてきた。

 しかし、データベースの機能充実には、警察が蓄積した情報の活用が不可欠だとして、安東会長が先月、安藤隆春警察庁長官に支援を要請。警察内部で検討した結果、提供可能との結論に達したという。利用のガイドラインは今後検討する。ただ、データベース構築には数十億円が必要とされ、運用開始は早くても来年度以降になる見通しだ。

 一方、自主規制規則では、新規顧客の口座開設の際、(1)反社会的勢力ではないとの確約を取る(2)該当すると判明した場合は契約を解除−−などの条項を契約書や約款に盛り込むよう求める。ある捜査幹部は「証券業界は、97年の証券不祥事で浄化が進んだ大手から中小、ネット専門までさまざま。暴排に関する統一的な取り組みができる意味は大きい」と評価する。

 巨額の資金を得やすい証券取引への介入を巡っては、暴対法で資金確保が難しくなった暴力団が、金融知識のある元証券マンらと結託。上場基準が緩和された新興市場などで資金獲得活動を繰り返しているとの指摘がある。

 実際に07〜08年、大証ヘラクレス上場の通信サービス業者の株価を不正に操作した証券取引法違反容疑で、大阪府警がパチンコ情報提供会社を摘発。中心人物は山口組系の元暴力団幹部だった。今年3月には、ジャスダック上場のIT関連企業が破綻(はたん)直前に約9億円の架空増資をしたとして、警視庁が暴力団との関係が疑われる健康食品販売会社役員を金融商品取引法違反(偽計)容疑などで逮捕した。

【関連ニュース】
大相撲:組長ら観戦、2親方関与 昨年の名古屋場所に50人−−協会処分検討
暴力団:コンビニ標的に用心棒代…資金難で新手法
偽バイアグラ販売:容疑で暴力団幹部ら逮捕−−府警 大阪
暴力団追放:「縁切り」150店 マップ作り、配る−−中村暴追協 高知
<盗まれたペコちゃんの写真付き>「ペコちゃん人形」盗んだ容疑で暴力団員逮捕

公示まで1か月、公認候補者は340人(読売新聞)
福島氏、訪沖「社民党党首として」強調(産経新聞)
八街殺人放火、47歳ストーカー男と長女逮捕へ(読売新聞)
亀井氏が社民離脱論に「子供みたいなこと言うな」(産経新聞)
口蹄疫 問題の本質を見誤った鳩山政権(産経新聞)
posted by オバタ キンジロウ at 21:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

<西本願寺札幌別院>お寺の本堂が一夜限りの「クラブ」に バーテンは僧侶 悩み相談も(毎日新聞)

 札幌市中央区の浄土真宗西本願寺札幌別院が21日夜、本堂を「クラブ阿弥陀(あみだ)バー」として開放する。FM局「エフエム北海道」による一夜だけの特別企画で、僧侶がバーテンダーとなって接客する。

 古くからさまざまな人が集う場所だったお寺の現代的な利用方法を提案しようと、寺側が持ちかけた。本堂内での酒食の提供には内部でも賛否あったが、お酒の力も借りて、若者の悩み相談に乗ることに。

 本堂の中央はDJブースに様変わりし、曲調の激しい楽曲で一体感をあおる。仏様に威圧されず踊る度胸が必要だが、盛り上がれば、穏やかな読経に慣れた仏像が思わず踊り出すかも。【水戸健一】

<サンゴ>和歌山・白浜沖に 、「しららサンゴ群集」と命名(毎日新聞)
「このまま死ぬんだな…」 秋葉原殺傷事件で刺された警察官が証言(産経新聞)
近現代史教科書に“自虐”記述 神奈川の独自科目、検定の盲点(産経新聞)
「辺野古」削除応じられぬ=首相発言も選択肢―官房長官(時事通信)
「極めて深刻」県幹部会見 主力種牛感染疑い(産経新聞)
posted by オバタ キンジロウ at 18:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。